アドオン作成 - レシピ

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機能

作業台によるクラフトや、かまどの精錬などのレシピを変更したり追加したりできます。

クラフトタグ

アイテムを"焼く"作業台(かまど)は4種類(かまど、溶鉱炉、燻製器、キャンプファイヤー)で、どれも同じJSONで作成します。
そこで、どの作業台でクラフトするかを決めるのがクラフトタグです。

たとえば、溶鉱炉だけに対応しているレシピを作るには、tagsの項目で「"blast_furnace"」だけを指定します。

また、自分で追加した作業台のみでクラフトできるようにするには、そこで決めたクラフトタグのみを指定するということになります。

バニラのクラフトタグ

クラフトタグ	備考
crafting_table	作業台
furnace	かまど
blast_furnace	溶鉱炉
smoker	燻製器
campfire	キャンプファイヤー
soul_campfire	ソウルキャンプファイヤー
stonecutter	ストーンカッター
cartography_table	製図台
brewing_stand	醸造台
material_reducer	物質還元器(教育版)

手元クラフトのクラフトタグはないので、手元クラフトと作業台のクラフトは区別できません。

作業台の定形レシピ

{ "format_version": "1.12", "minecraft:recipe_shaped": { "description": { "identifier": "minecraft:enchanting_table" }, "tags": [ "crafting_table" ], "pattern": [ " b ", "dod", "ooo" ], "key": { "b": { "item": "minecraft:book" }, "o": { "item": "minecraft:obsidian" }, "d": { "item": "minecraft:diamond" } }, "result": { "item": "minecraft:enchanting_table" } } }

● tags

ここでクラフトタグを指定します。3x3マスのクラフトは作業台とカスタム作業台しかないので必然的に

{ "tags": [ "crafting_table" ] }

または

{ "tags": [ "crafting_table", "my_table", ... ] }

のようになると思います。

● pattern

ここでレシピの"形"を指定します。後に定義する、キーと呼ばれる1文字でアイテムの配置を表現します。空白は半角スペースです。

patternの例

・3x3クラフト(ツルハシ)

{ "pattern": [ "mmm", " s ", " s " ] }

・2x3クラフト(ヘルメット)

すべて空白の行を省略して書くことによって、3x3の上2行でも下2行でもクラフトできるようになります。

{ "pattern": [ "mmm", "m m" ] }

・2x2クラフト(作業台)

すべて空白の列も省略すると、3x3のどの四隅を使ってもクラフトできるようになり、手元クラフトが可能になります。

{ "pattern": [ "pp", "pp" ] }

・3x1クラフト(剣)

{ "pattern": [ "m", "m", "s" ] }

● key

上記の例のように素材のアイテムに対応する文字を指定します。

上級設定

・データ値指定

{ "item": "minecraft:planks", "data": 2 }

・スポーンエッグの中身を指定

{ "item": "minecraft:spawn_egg", "data": "q.get_actor_info_id('minecraft:chicken')" }

● result

"key"でアイテムを指定したように、完成品のアイテムを指定します。個数は以下のように指定します。

{ "item": "minecraft:planks", "count": 4 }

keyを指定したときと同様の書き方でデータ値を指定できます。

材料の一部を返却する

ケーキをクラフトするときに牛乳を使いますが、バケツがカラになって返却されます。そのようなクラフトは二つ目以降の完成品を指定することで実現できます。

{ "result": [ { "item": "minecraft:cake" }, { "item": "minecraft:bucket", "count": 3, "data": 0 } ] }

作業台の不定形レシピ

基本的には定形レシピと書き方は変わりません。

{ "format_version": "1.12", "minecraft:recipe_shapeless": { "description": { "identifier": "minecraft:book" }, "tags": [ "crafting_table" ], "ingredients": [ { "item": "minecraft:paper" }, { "item": "minecraft:paper" }, { "item": "minecraft:paper" }, { "item": "minecraft:leather" } ], "result": { "item": "minecraft:book", "count": 1 } } }

● ingredients

定形レシピとは唯一異なる、素材の指定です。上記のように9個までのアイテムを並べて指定します。

データ値は定形レシピと同様に指定できます。

注意

材料の返却に対応していません。

ストーンカッター・製図台のレシピ

作業台の不定形レシピと同様です。しかし、材料の上限が違います。ストーンカッターは1つ、製図台は2つだけしか材料を指定できません。

かまどのレシピ

{ "format_version": "1.12", "minecraft:recipe_furnace": { "description": { "identifier": "minecraft:furnace_copper_ore" }, "tags": [ "furnace", "blast_furnace" ], "input": "minecraft:copper_ore", "output": "minecraft:copper_ingot" } }

"input"に焼くものを、"output"に完成品を指定します。データ値を指定する場合は以下のようにします。

{ "input": { "item": "minecraft:planks", "data": 2 } }

注意

経験値の量、焼くのにかかる時間は指定できません。

醸造台のレシピ

{ "format_version": "1.12", "minecraft:recipe_brewing_mix": { "description": { "identifier": "minecraft:brew_awkward_blaze_powder" }, "tags": [ "brewing_stand" ], "input": "minecraft:potion_type:awkward", "reagent": "minecraft:blaze_powder", "output": "minecraft:potion_type:strength" } }

"input"は先に下に置くもの、"reagent"は上に置くもの、"output"は完成品を指定します。

● ポーションの指定方法

ポーションは特殊なIDが用意されていて、"minecraft:potion_type:〇〇"というように指定します。

「〇〇」には以下のようなポーションのタイプIDが入ります。

ポーションタイプ

ポーションタイプID	概要
water	水
awkward	奇妙なポーション
mundane	ありふれたポーション
thick	濃厚なポーション
healing	回復
regeneration	再生
swiftness	スピード
strength	力
harming	ダメージ
poison	毒
slowness	鈍足
weakness	弱化
water_breathing	水中呼吸
fire_resistance	火炎耐性
nightvision	暗視
invisibility	透明化
leaping	跳躍
slow_falling	低速落下
turtle_master	タートルマスター
wither	ウィザー

これらのポーションタイプIDの頭に「long_」をつけると効果時間が長いバージョン、「strong_」をつけると効果が強いバージョンを指定できます。

たとえば、効果時間が長いバージョンの再生のポーションは「minecraft:potion_type:long_regeneration」になります。

注意

ポーションタイプはカスタムできず、ここから選ぶことしかできないということはつまり、バニラのポーションでも効果時間や強さを自由に決めることはできません。

もっと注意

上に置く材料にデータ値を指定すると、データ値関係なしに醸造がスタートします。上に置いた材料のデータ値がレシピ一致していたならば醸造が「成功」して、異なると「失敗」します。「成功」すると、作成したレシピ通りに完成しますが、「失敗」すると上に置いた材料と燃料を消費だけして何も完成しません。
下に置く材料にスタックできるアイテムを指定した場合、スタックされた状態で醸造すると全て消費します。

物質還元器のレシピ

{ "format_version": "1.14", "minecraft:recipe_material_reduction": { "description": { "identifier": "minecraft:grass" }, "tags": "material_reducer", "input": "minecraft:grass", "output": [ { "count": 15, "item": "minecraft:element_6" }, { "count": 64, "item": "minecraft:element_8" }, { "count": 6, "item": "minecraft:element_8" }, { "count": 8, "item": "minecraft:element_7" }, { "count": 7, "item": "minecraft:element_15" } ] } }

作業台の不定形レシピと同様です。しかし、材料と完成品の上限が違います。材料は1つのみ、完成品は最大9つまで指定できます。

注意

完成品にブロックを指定することはできません。

バニラのレシピの消し方

バニラのレシピと同じIDで存在しないクラフトタグのみを指定すると消えます。完成品の個数をゼロにしても消えますが、なんとなく前者をオススメします。

{ "format_version": "1.12", "minecraft:recipe_shaped": { // レシピの形式もカブせる "description": { "identifier": "minecraft:enchanting_table" // エンチャント台のレシピを消す }, "tags": [ "recipe_syoukyo" ], // 存在しないクラフトタグ // 以下も適当に文字を減らすと容量削減になる // (無→無のクラフトはエラーがうるさくなる可能性があるので避ける) "pattern": [ "a" ], "key": { "a": { "item": "minecraft:apple" } }, "result": { "item": "minecraft:enchanting_table" } } }

できないこと

鍛冶台のレシピの作成
エンチャントされたアイテムのクラフト
材料にツールを使って、クラフトするとそのツールの耐久が減る
NBTつきアイテムのクラフト(旗、色付き革防具e.t.c.)
名前つき、説明文つきのアイテムのクラフト
かまどレシピで「燃料」「出る経験値の個数」「焼く時間」の指定