アドオンづくりの基礎#1
こちらの記事で、アドオンについてよくありそうな疑問として事前に知っておきたいことをまとめています。

ぜんぶ無料で手に入ると思います。そして、PCでもスマホでもできます。
1 ファイルエクスプローラ

・PCの場合
画像や動画、テキストファイルなど、スマホやPC内のデータを整理するやつです。 PCなら標準搭載のファイルエクスプローラで十分だと思います。
・スマホの場合
スマホは標準搭載のものだと機能が足りないかもしれないので、アプリをインストールすることをおすすめします。
Androidでのオススメ:「ファイルマネージャー」

PCの場合、ひとつ設定しておきたいことがあります。
左上の「表示」タブを押して出てきたメニューの中にある項目「ファイル名拡張子」にチェックをつけておきましょう。
2 テキストエディタ

PC(Windows)で言うところのメモ帳のようなものです。
メモ帳でもできますが、めちゃくちゃ不便なので、プログラミング向けのようなテキストエディタを入手することをおすすめします。
スマホでもアプリの使用を推奨します。しかし、PCのソフト並みにすごいものはあまりなかったり、重かったりするので、以下の項目を目安に探してみてください。
ちなみに、どちらも無料で手に入れることができます。
最低限あったほうがいい機能
- 行番号
- 文字列の検索機能
- 画面の右端で勝手にテキストを折り返し(ワードラップ)しない
あるとうれしい機能
- 「{ }」のはじまりと終わりを点線などで繋いでくれる
- ハイライト(構文にあわせて色分けする機能)設定で「JSON」がある
- 「{ }」の組で中身を折り畳んで表示できる
- 構文ミスを指摘してくれる
Androidでのオススメ:「QuickEdit」または「コードエディター」
PCでのオススメ:「Visual Studio Code」
3 テンプレート
公式が配布しているアドオンのテンプレートです。何も変更や追加を加えていない、いわゆるバニラのデータがだいたいすべて入っています。
今後、なんの前置きもなしに「テンプレート」といったらこれのことを指します。覚えてください。
● 入手方法
- ここへ行く
- テンプレートがほしいバージョン(大きい字)をクリック/タップする
- Assetsの下にある「Source code(zip)」をクリック/タップでダウンロード開始
このテンプレートを手に入れたら解凍しておきましょう。 コピペのコピー元として使うぐらいなのでどこでもいいですが、分かりやすいところにしましょう。
そのファイルの中にある「documentation」フォルダの中身の.htmlファイルはアドオンの説明書(英語)です。 この説明書を「リファレンス」と呼ぶのでそちらも覚えておいてください。
4 ペイントツール
テクスチャを描くときに必要です。ドット絵が描ければなんでもいいと思います。
5 やる気と根性
アドオン作りはなかなか思い通りにいかないです。そして、ミスをしたときにどこでミスをしたのかわかりづらいので、それを探す根性がいります。
エクスプローラを使う際の「ファイル」「フォルダ」「ファイルパス」「解凍」「圧縮」「拡張子」は何だかわかるようにしておきましょう。 これのことだと指させるようになるぐらいでいいです。
ここで、拡張子について一つ明確にしておきます。このサイトでは例えば「zombie.json」なら「zombie」の部分をファイル名、「.json」または「json」の部分を拡張子と呼びます。 「zombie.jsonのファイル名をmy_entityにする」と書かれていたときに「.json」は消さないということです。
あとは以下のマイクラ用語を知らないと多くの解説が通じないと思います。
● テクスチャ
ブロックやモブ、アイテムなどの見た目またはその見た目にするために貼る画像ファイルのことです。
● エンティティ
まず、モブなどといった生き物はすべてエンティティです("カメの卵は生き物だけどブロックじゃん"とか頼むから言わないでください)。
実はそれ以外も矢、防具立て、トロッコ、ガストの火の玉、落下中のブロック、エンドクリスタルなどもエンティティです。
コマンドが分かるひとならば「/killコマンドが通用するもの」で十分伝わると思います。