アドオンづくりの基礎#2
今回はどんなアドオンを作るのにも必要不可欠な「パック」の作り方を説明するために、からっぽのアドオンを追加しようと思います。
(1) 作業用フォルダの用意
整理がきくように、作業用のフォルダを用意します。たとえば以下のようなフォルダ構成がいいと思います。
アドオン製作所
┗ 〇〇(アドオン名)
┣ Dat
┗ Res
必須なのは上の構成でいうところの「Dat」「Res」です。 「Dat」はビヘイビアパック、「Res」はリソースパックです。名前は自由に変えられ、どちらか一方だけを作る場合は片方だけで十分です。
今回は「ビヘイビア」「リソース」という名前のフォルダを作業フォルダに作ったとします。
┣ ビヘイビア
┗ リソース
(2) パックのアイコン
今回は両方作るので「ビヘイビア」「リソース」フォルダ両方に「pack_icon」という名前の画像ファイルをいれます。拡張子は.pngでいいと思います。
┣ ビヘイビア
┃ ┗ pack_icon.png
┗ リソース
┗ pack_icon.png
この画面のアイコンになります↓

(3) マニフェスト
マニフェストは、インポートしたものがアドオンであることを示すファイルです。 「ビヘイビア」フォルダに「manifest.json」というファイルを新規作成して以下のJSONをコピペしてください。
┣ ビヘイビア
┃ ┣ pack_icon.png
┃ ┗ manifest.json
┗ リソース
┗ pack_icon.png
少し書き換える部分を説明します。以下のマーカー部分を書き換えてください。
UUIDというのは、マインクラフトがパックを識別するためのIDです。 ほかのパックと同じUUIDをもつとインポートできないので別のUUIDに変えます。
UUIDはこのサイトで生成することができます (Copyボタンでコピー、サイトを更新して新しく生成)。
例)
(4) リソースパックにもマニフェスト
同じく「リソースパック」フォルダのほうにもパックのタイプを「resource」にしてUUIDを変えたマニフェストを作成してください。 UUIDはビヘイビアのものと全て変えてください!
例)
最終的にこのようになったと思います。
┣ ビヘイビア
┃ ┣ manifest.json
┃ ┗ pack_icon.png
┗ リソース
┣ manifest.json
┗ pack_icon.png
(5) 追加するコンテンツのフォルダ
例えば、ブロックを追加したいとなったら、「ビヘイビア」フォルダ内に専用の「blocks」フォルダをマニフェストと同じ層に追加します。
アイテムなら「ビヘイビア」フォルダに「items」フォルダを...といったように追加したいものの専用のフォルダをマニフェストと同じ層に追加していきます。
詳しくはそれぞれの作り方の記事で説明します。
┣ blocks
┣ items
┣ manifest.json
┗ pack_icon.png
今回はからっぽのアドオンを作るので「manifest.json」と「pack_icon.png」だけになります。
(6) 圧縮
「ビヘイビア」(または「リソース」)フォルダの中にあるファイルとフォルダをすべて選択して圧縮します。 圧縮したファイル「〇〇.zip」を名前の変更で「〇〇.mcpack」にします。
- .zipから.mcpackへの変更でファイルは壊れません。
- このファイルの名前「〇〇」は自由です。
(7) インポート
できたmcpackファイルを開くとマインクラフトで開けると思います。
マニフェストのUUIDを変えて圧縮したものをインポートします。
- ブロック
- アイテム
- モブ(エンティティ)
- バイオーム
- 構造物(フィーチャー)
- パーティクル