アドオン作りの基礎 - ブロック編#1
手順をふんで、できるだけ簡単にブロックの作り方を解説します!
前回の記事(アドオンづくりの基礎#2)の 「追加するコンテンツのフォルダ」まで手順を進めているのが前提です。
ブロックを追加するためにはビヘイビアパックとリソースパックの両方を作る必要があるので分けて説明しますが、 どっちでの作業なのか注意して進めてください。
ブロックの本体を作る
blocksフォルダの中にsimple_block.jsonを新規作成します。ファイルの名前は自由です。
┣ manifest.json
┣ pack_icon.png
┗ blocks
┗〇〇.json
内容の意味
アドオンIDとブロックのIDは書き方を守って各自で決めてください。
書き方
アドオンID
アドオン全体で共通のID
ブロックID
個別のID(バニラとカブらないほうがよい)
基本の書式
- アルファベット、数字、「_」「-」以外は使わない
- 頭文字はアルファベット
- アルファベットの大文字は使わないほうがいい
(※1) 明るさを0.0~1.0の小数で指定します。
(※2) クリエイティブインベントリのカテゴリを指定します。
詳細

"construction"(構築), "equipment"(所持品), "items"(アイテム), "nature"(性質)から選んでください。 また、新しく増やせません。
(※3) 壊すのにかかる時間を秒数で指定します。
(※4) ブロックの爆発耐性を小数で指定します。
(※5) ブロックを壊したときにドロップするアイテムを決める、ルートテーブルを指定します。
詳細
今回はこのブロックをドロップするようにします。
loot_tablesフォルダの中にblocksフォルダを作り、その中にsimple_block.jsonを新規作成します。
ファイルの名前は自由です(ブロックのJSONでも名前を変えてください)。
┣ manifest.json
┣ pack_icon.png
┗ loot_tables
┗ blocks
┗ simple_block.json
詳しい作り方は:ルートテーブルの作り方
ビヘイビアは完成
あとはこの記事(アドオンづくりの基礎#2)の 「圧縮」以降の手順になります。
テクスチャを用意
リソースパックのtexturesフォルダ(なければ新規作成)の中にblocksフォルダを作ります。
その中にテクスチャファイルを入れてください。今回は「simple_block.png」であるとします。
┣ manifest.json
┣ pack_icon.png
┗ textures
┗ blocks
┗ simple_block.png
テクスチャにIDをつける
リソースパックのtexturesフォルダ内にterrain_texture.jsonを新規作成します。名前は決まっています。
┣ manifest.json
┣ pack_icon.png
┗ textures
┣ terrain_texture.json
┗ blocks
┗ simple_block.png
内容の意味
上の4行はコピペしたまま気にしなくていいです。
ブロックにテクスチャを貼る
リソースパックのmanifest.jsonと同じ層にblocks.jsonを新規作成します。名前は決まっています。
┣ manifest.json
┣ pack_icon.png
┣ blocks.json
┗ textures
┣ terrain_texture.json
┗ blocks
┗ simple_block.png
内容の意味
(※7) このブロックに関する基礎のサウンド(破壊、設置など)を決めます。
ここから選択
ID | 名前 |
---|---|
amethyst_block | アメジストのブロック![]() |
amethyst_cluster | アメジストのかたまり![]() |
ancient_debris | 古代のがれき |
anvil | 金床 |
azalea | ツツジ |
azalea_leaves | ツツジの葉っぱ |
bamboo | 竹 |
bamboo_sapling | たけのこ |
basalt | 玄武岩 |
big_dripleaf | 大きなドリップリーフ |
bone_block | 骨ブロック |
calcite | 方解石![]() |
candle | キャンドル |
cave_vines | 洞窟のつた![]() |
chain | チェーン |
cloth | ウール |
comparator | レッドストーンコンパレーター |
copper | 銅のブロック |
coral | サンゴのブロック |
deepslate | ディープスレート |
deepslate_bricks | ディープスレートレンガ |
dirt_with_roots | 根のついた土 |
dripstone_block | ドリップストーンブロック![]() |
fungus | (きのこ (ネザー))![]() ![]() |
glass | ガラス |
grass | 草ブロック |
gravel | 砂利 |
hanging_roots | ぶら下がる根っこ |
honey_block | ハチのブロック (ハチミツブロック) |
itemframe | 額縁 |
ladder | ハシゴ |
lantern | ランタン |
large_amethyst_bud | 大きなアメジストの芽![]() |
lodestone | ロデストーン (ロードストーン) |
medium_amethyst_bud | 普通のアメジストの芽![]() |
metal | (金属ブロック) |
moss_block | こけブロック |
moss_carpet | こけカーペット |
nether_brick | ネザーレンガのブロック |
nether_gold_ore | ネザーゴールド鉱石 |
nether_sprouts | ネザースプラウト![]() |
nether_wart | ネザーウォート |
netherite | ネザライトのブロック |
netherrack | ネザーレック(ネザーラック) |
nylium | (ニリウム(ナイリウム)) |
pointed_dripstone | 尖ったドリップストーン![]() |
powder_snow | 粉雪 |
roots | (根(ネザー)) |
sand | 砂 |
scaffolding | 足場 |
sculk | スカルク |
sculk_catalyst | スカルクカタリスト |
sculk_sensor | スカルクセンサー |
sculk_shrieker | スカルクシュリーカー |
sculk_vein | スカルクヴェイン |
shroomlight | シュルームライト |
slime | スライムブロック |
small_amethyst_bud | 小さなアメジストの芽![]() |
snow | 雪 |
soul_sand | ソウルサンド |
soul_soil | 魂の土壌(ソウルソイル) |
spore_blossom | スポアブロッサム![]() |
stem | 幹(ネザー) |
stone | 石 |
sweet_berry_bush | スイートベリーの茂み |
tuff | 凝灰岩![]() |
vines | ツタ |
wood | (木材) |
表示用の名前
最後に、インベントリ内などで表示する名前を指定します。
リソースパックのmanifest.jsonと同じ層のtextsフォルダにあるja_JP.langファイルを編集します(なかったら新規作成、名前は固定)。
┣ manifest.json
┣ pack_icon.png
┣ blocks.json
┣ texts
┃ ┗ ja_JP.lang
┗ textures
┣ terrain_texture.json
┗ blocks
┗ simple_block.png
中には以下の行を追加します。
内容の意味
リソースも完成
あとはこの記事(アドオンづくりの基礎#2)の 「圧縮」以降の手順になります。
作ったパックを両方ともインポートして確認してみましょう!
以下のことに気をつけてください:
- ワールドの設定で「試験的なゲームプレイ」をオンにする
- ビヘイビアパックとリソースパックの両方を忘れずに適用する
ファイル自体を増やすのか、ファイルの中身を増やすのかに注意してください。
ブロック本体(ビヘイビア)
ファイル自体をまたblocksフォルダ内に新規作成してください。
┣ pack_icon.png
┣ manifest.json
┗ blocks
┣ simple_block.json
┣ myblock_2.json
:
┗ myblock_n.json
テクスチャにIDをつける(リソース、terrain_texture.json)
ファイルの中身に書き加えていきます。カンマ( , )の忘れには気をつけてください。
ブロックにテクスチャを貼る(リソース、blocks.json)
こちらもファイルの中身に書き加えていきます。カンマ( , )の忘れには気をつけてください。